令和6年度 東京都地域スポーツ支援研修会 (全域)

活動報告

2/15(土) 令和6年度 東京都地域スポーツ支援研修会が文京区民センターで開催されました。新宿区のスポーツ推進委員も9名が参加しました。今回は日本知的障がい者卓球連盟から理事長 石川 一則さんと、リオ、東京、パリと3度のパラリンピックに参加された 竹守 彪選手を招き研修をして頂きました。

 

 

“I’m possible”

 

不可能だと思えても、考え方を変えたり、少し工夫したりすれば出来るようになる。これが、講演をして頂いた石川理事長と竹守彪選手がスローガンとしている言葉です。パラリンピック3大会にも出場していると、長期の入院など体調面でもいろいろあり不可能を乗り越えて来たようです。

 

 

知的障害者卓球ってどんなもの?

 

スポーツの大会では時々”ID”と言う言葉を見かけます。”ID”は”Intellectual Disability”の略称で知的障害と言う意味です。卓球では、障害の程度により立位と車椅子を含めた11のクラス分けを行ってます。

 

 

パラリンピックの卓球について

 

四肢に障害の無い知的障害者がパラリンピックで他の競技に参加する事は少ないのですが、パラリンピック卓球では特別に肢体不自由者、聴覚障がい者と知的障害者と幅広く参加が出来るようです。

 

知的障がい者の技術習得にはたくさんの時間が必要

 

会場での質問にもありましたが、一般的に知的障がい者は、初対面の人と目を合わせてお話しする事が得意ではないようです。理事長の石川さんは10人中9人は目を合わせてないともおっしゃってました。また知的障がい者は、一つの事を習得する為にたくさんの時間が必要であり、健常者と比べるとその時間は10倍〜100倍となるそうです。選手指導においては母体コーチの繋がりを大変重要視し、時間と愛情をたくさんかける必要があると言うことです。ベタ褒めせず、軽めに褒め続けてあげるのがポイントのようです。

 

 

資金難

 

知的障害スポーツは活動資金を集めるのに苦労しているようです。健常者とルールが同じで、選手も仕事もしているので支援の理解を得づらいとの事です。現状海外の試合での渡航費は全て選手持ちで行っており、近年の燃料費高騰で選手は逼迫しているそうです。

 

ITTFPTT JAPAN Openと言うID卓球の国際大会が隔年で開催されるそうです。今年の9月に墨田区の体育館で開催するので、皆さん足を運んでみませんか?

 

 

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